この疑問を何度も何度もネット検索しました。
きっと同じように悩まれてる方の助けになると思い
母の場合を思い出しながら書いてみようと思います。
【終末期】口から食べれなくなったら余命はどれだけ残されているのか?

口から食べれなくなったら余命はどれだけ残されているのか?
母の症状
母の場合は最初は怪我が原因での入院だったのですが
認知症で運動状態が良くなかったのもあり介護度が進みました。
また、コロナ渦でもあり面会は制限がきつくかかっていたのもあいまって
認知症1からたぶん認知症2にはなってるねと言われていました。
怪我はリハビリがうまく進み、もうすぐ退院だと言われていたのに・・・
退院ごろには状態がガラッと変わってしまいました。
食べることも立つこともわからなくなったと言われたのです。
病院での入院期間は限られており、その状態で家へ行くことになりました。
完全介護になっていました。
食べることを忘れた母の食事は当然進まず、
とにかくメイバランスだけでもと飲ませたり、
ジューサーでとろとろの野菜を作ったり、おかゆを作ったりもしました。

食べないので日に日に弱っていきました。
1日のほとんどの時間を眠っているようになりました。
そこまでほんの1週間程度で進みました。
衰弱してるのでデイサービスは打ち切りになりました。
(送迎時だけでも負担がかかるということでした)
その後大きな病院で診てもらうことに。
予約は取れないので電話して直に行き、介護タクシーで連れていきました。
その後すぐに待合室のベッドに寝かせてもらいました。
そこで検査の前に回ってきた主治医の先生に言われました。
もしかしたら
(緩解したと思っていた)癌が再発したのかもしれません。
そうだったんだ・・・

検査しないと何とも言えませんが
人工心肺やそのほかのことを
相談することになるかと思います。
とその時に言われました。
ああ・・・そうなんだ・・・
とうとうその時が来たか
と思ったのを覚えています。
その後
もう治らないならどんな治療をするのか 話し合いました。
主治医からは残り1、2か月だと聞かされました。
ケアマネさんや福祉器具の人等とも忙しく話し合いをしました。
プロの方々と話したら
たぶん、そんなに時間は残されていないことを知りました。
その後、終末期までケアして頂ける唯一の近辺の病院へ入りました。
(なかなかありませんでした)
面会もなかなか簡単に叶わない中で、
親戚の子も顔を見たいと言ったので連れて行きました。
再入院して2週間目くらいでした。
母は水分だけの点滴で足や身体がむくみ、痛々しかったです。
わたしは行く都度に手足顔を濡れタオルで拭き、
手足をクリームでマッサージしてきました。
わたしのできることはそのくらいでした。
元看護師の親戚の子は、後でわたしにこう言いました。
水分がまだ多いかもしれない・・
わからないけど
肩で息をしてるからもう間もないかもしれないね・・・
2日後、わたしは父を連れて母のもとに訪れました。
本当は父だけが行く予定でしたが、行かなきゃと思いました。
その日は母の髪を切ってもらう予定でしたが、様子を見て看護師さんが
どうされますか?と聞いてこられました。
余り状態が良くないけれど切ったら切ったですよと言われました。
父と相談の上、美容師さんには断り、母との時間を過ごしました。
数日前よりも母は息がぜいぜいしていて本当に辛そうでした。
わたしは母をハグして母に言いました。
(父には外に出てもらっていました)
おかあさん、よく頑張ったね。ありがとう。
もう無理しなくてもいいからね、ラクになってね。
今まで本当にありがとうね。
そして病室を後にしました。
その後、家に着いた頃に病院から電話があり、
母の心臓が止まったとの連絡がありました。
すぐにトンボ帰りしたわたしたち。
最後の別れを父とわたし、2人共ちゃんとできて良かったと思いました。
まとめ【終末期】口から食べれなくなったら余命はどれだけ残されているのか?

食べれなくなってからは以上のような流れで過ぎて行きました。
もうおぼろげなのですが、手帳を見た感じ母は食べれなくなってから
1か月半ほどで逝きました。
その後の対応によって変わるかもしれません。
うちは話し合いで最低限の水分だけ点滴してもらっていました。
栄養を入れたり、胃瘻をしたら全く違うのかもしれません。
また、水分も無い場合はもう少し早いのかもしれません。
わたしは自分の時は水分も要らないかもと今考えています。
参考になれば幸いです。
\新刊『毒親介護録』発売中!/📘
「親の介護」は誰にとっても避けがたいテーマ──
でも、それが“毒親”だったら?
– 誰にも言えなかった本音、葛藤をリアルに描写
– 同じ立場の読者さんから「涙が止まらなかった」「肩の荷が下りた」と大反響
– 心が軽くなるヒントと、実践しやすいワザも収録!
▼こちらからチェックできます▼

「毒親介護 」自分を苦しめた親をどう看るか、誰が看るのか (ことり文庫)