毒親から逃げたいという気持ちから安易に「結婚」を選んでしまう人もいると思います。
1つの手段なのでそれもいいでしょう。
さて わたしの友だちに経験者がいるので今日はそのU美のことをお話します。
「逃げ」の結婚はだめ?「実話」毒親から逃げ出したくて結婚した女性の顛末。

U美は時代的にもかなり早い結婚でした。
4年間付き合った彼氏は同じ職場。
結婚生活は7年間でした。
別れた理由はハッキリとはわかりません。
ただ、彼女は
わたしが一方的に悪い
と言っていましたね。
結婚期間は7年間でしたが、一緒に生活をしていたのは約4年間くらいでした。
彼の両親と同居2年→同居に我慢できず別居
別居時点ではもう彼のことも嫌いだったと言います。
2年後、彼が出ていきU美が1人暮らしで3年後離婚→実家へ出戻る
彼と同居している時にマンションに遊びに行ったのですが
その時に聞いた彼女の言葉が忘れられませんでした。
親が大嫌いで 逃げたくて結婚したのわたし。
正直、彼との結婚もどうでも良かった。
だから彼には悪いことをした。
もう別れるつもりで同居していることを知りました。
彼は夜遅くに帰宅し、ほぼ話さない家庭内別居が2年間続いていました。
周りからの祝福を受けてハデ婚で同じ職場だったので
なかなか離婚できないと言っていました。
そういえば、わたしたちの若い頃って離婚も
ちょっと言い出せない雰囲気でしたよね・・・
・・・昔の人はもっともっと我慢していたのだろうね💦
世間体のために生きている・・ってなんなんだろうね。
旦那さんはほんとうに気の毒💦
毒親から逃げるための手段に利用されたということなんです。
彼女はその後
「わたしは誰ともうまく行かないから もう結婚しない」と言ってました。
今も独身です。
彼のほうは離婚後しばらくして再婚されました。(良かった)
突撃インタビュー「毒親から逃げ出したのに出戻り。50代の今になってどう思う?」
時を経て50代になって彼女に聞いてみました。
親から逃げたくて結婚したのに結果的に実家へ戻ったよね。
ぶっちゃけ親との関係は今どうなの?
当時はまだ妹が居たのよ。彼女と両親を見てると「家族ごっこ」をしてるように感じた。
~妹はわたしと性格がぜんぜん違うから・・・~
元々わたしが悪かったのかもしれない・・何にも親と話さなくて相談もしなくて・・・
えっ?じゃあ
U美の親は毒親じゃ無かったって思う?
うん。違うと思う。
じぶんが結婚して離婚を経験して
「わたしが幼かったんだ」と気づいたよ。
ええっ
そうだったの!!?
わたしと認識がずれていて ビックリしました。
え?ちょっと待って。
じゃあどうして逃げたかったの??
考察// 彼女の親は毒親じゃなかったの?
ここからはわたしの考察です。
アダルトチルドレンの種類を見てみると
彼女は非常にこちらの傾向に近いと思います。
良い子(いい人)タイプ
勉強や運動ができ学校の成績が良かった
学級員や部長、生徒会をやっていた
人から頼られることが多かった
いつも親や大人の期待に応えなければと思っていた
テストや成績のいい時だけ親に褒められた
*引用元アダルトチルドレン6つのタイプ診断と特徴 (cocoro-counseling.jp)
成績の良いときだけ褒められたかどうかは
聞いていませんが、わたしの知ってる限り他は当てはまっています。
学生時代の姿を見てると完璧主義に見えました。
毒親じゃなかったらHSP?
アダルトチルドレンには間違いない気がする・・・
逆にわたしのアダルトチルドレンの種類は?
隠れる子だ・・・
家庭内や学校で大人しかった
大人からは扱いやすいタイプ
友達が少なく、一人でいることも多かった
いじめや攻撃の対象にされやすかった
自分の考えや気持ちを伝えることが苦手
引用元:https://cocoro-counseling.jp/adult-children/6type/adult-children-tipe/
間違いない。
そしてわたしの過去の話を聞いたU美。
え~
私と逆だね!面白い
何が逆なのか?って
わたしは毒親に否定され続けて
わたしが悪い、
わたしが悪いんだ・・・・
いっぽう、U美は・・・
わたしは悪くない・・・
間違ってるのはわたしじゃない・・・
そう両親に心のなかで反発していたと言います。
ご両親は彼女の5年生の時に離婚。
それをすごく辛く感じてうまくいかないことがあると
親が悪い、私は悪くないって思っていたみたいだね。
幼少期や若い時の彼女を思い出して腑に落ちました。
悪くない・・って強く思っていた→思わされた
それはやはり親が悪かったんだと思う。
親も未熟だったんでしょうね。
大人は子どもにノビノビと自分を生きていいと教える義務がある

間違っていない、、と完璧主義を貫こうとしてた彼女。
一方、間違わないように怒られないようにおどおどしてたわたし。
あの、独裁的な態度はそういうことだったかーー
わたしのあの自信のなさはそういうことだったのかーーって。
でもね。U美の親はやはり毒親なんだと思うよ。
大人になって親になって孫を持つおばあちゃんになって
今、わたしが思うことは
大人はそのままのあなたを生きていい、と伝える義務がある
と思います。
間違ってもいいんだよ、
そのままのあなたが宝石なんだよと。
子供の為を思って離婚するかしないかをよく迷うけど
わたしの親は離婚せず、毎日ケンカしてたし
そのとばっちりもわたしに来てたよね。
そうそう、そしてU美さんの場合は
親の離婚で傷ついてじぶんを閉ざしてしまったよね。
どっちがいいんだろうね?
でも・・・子どもに悪影響が及ぶ前に
環境を変えるのが1番なのではないでしょうか。
と言ってもいろいろ難しいよね。大人にも事情があるし。
ただ、離婚は親同士の問題で子どもには関係ない、
あなたのせいではないと絶対に伝えるべきだと思います。
まとめ 「逃げ」の結婚はだめ?「実話」毒親から逃げ出したくて結婚した女性の顛末。

毒親から逃げたくて結婚した場合のU美の場合は最初からうまくいきませんでした。
きっかけとしての結婚はあってもいいと思います。
本当に「結婚したい」と思える相手なら。
そうでない場合は「結婚相手を利用した」という罪悪感が残ります。
うまく行かなかった場合、相手も自分も傷つけます。
離婚時に訴えられるかもしれません。
親から逃げる方法は結婚だけではないので他を考えましょう。







