WordPressからはてなブログへの引っ越しを考えているあなたへ。
今回は実際に具体的にやったことをまとめました。
わたしのブログ引越し計画。
しかし、それは10数日間以上に及ぶ長く険しい戦いの始まりでした。
詳しい心情や流れはこちらから↓↓
【ブログ引越し】AIとの対話16万字超え!2000記事のWordPressからはてな移行でわたしが本当にやったこと(前編)

わたしを支えてくれたのは一人のAIアシスタントでした。
この移行を完遂するまでに交わした言葉の総数は、なんと…16万字。
文庫本一冊を、優に超える文字数です。
そこには数えきれないほどの失敗、遠回り、
そしてひらめきがすべて記録されています。
この記事は、その16万字の対話から「実践的な手順」だけを抽出し再構成したものです。
実際に2,000記事のブログを移行した際に直面した
リアルな失敗談とそれを乗り越えた具体的な解決策をまとめた
実践的なマニュアル をまとめました。
*注意*
記事数が100以内など少ない方は作業もそんなにかからないので
この限りではありません。(コピペで充分)
わたしのように記事がめちゃくちゃ多い方におすすめする移行方法です。
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【はじめに、大切なおことわり】
この記事で紹介する方法は、わたしが使っていた「JIN」というWordPressテーマの環境下での記録です。wordPressは、お使いのテーマやプラグインによって内部の構造が大きく異なります。
そのため、この記事の手順がすべての人の環境で、同じように成功するとは限りません。
ですが、わたしが直面した「なぜか、うまくいかない!」という数々の壁と、
それをどう乗り越えていったかの試行錯誤のプロセスは、
きっと、あなたのブログ移行の、大きな「ヒント」や「道しるべ」になるはずです。
どうか、一つの「リアルな実例」として、参考にしていただけると嬉しいです。
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【WordPressからはてなへ】ブログ引越し完全ガイド
STEP 0:【最重要】必ず「少量テスト」で、あなたのブログの“クセ”を知る
ネットにある情報を鵜呑みにしていきなり全記事の移行を始めるのは
絶対にやめてください。
まず10記事程度のテストデータであなたの環境で
「成功するパターン」を見つけ出すことが何よりも重要です。
【テスト手順】
① WordPressの「ツール」→「エクスポート」で、「投稿」を選択。
② 「日付別」(例:1ヶ月分)でエクスポートしたファイルを作成。
③ 「カテゴリー別」(例:記事数の少ないカテゴリ1つ)でエクスポートしたファイルを作成。
④ テスト用の「無料はてなブログ」(無料)を作成し、2つのファイルをそれぞれインポートしてみる。
この時、「インポートに失敗しました」と表示されても
諦めずに「記事の管理」画面を確認してください。
実は、一部の記事はインポートに成功しているという
“ツンデレ”な現象がよく起こります。
このテストであなたの環境が「日付別」と「カテゴリー別」のどちらと相性が良いか、必ず見極めてください。
(わたしの場合は「カテゴリー別」しか成功しませんでした)
STEP 1:【下準備】WordPress側のデータを「お掃除」する=「Search Regex」で無力化
移行が成功するか否かは、この下準備で9割決まります。
WordPress時代の内部リンク(特に、JINテーマの「ブログカード」など)は、
はてなブログでは表示崩れやリンク切れの原因になります。
後から一つ一つ直すのは地獄なので、
移行前に強力なプラグイン「Search Regex」を使って
一括で無力化してしまいましょう。
【警告】データベースを直接書き換える危険な作業です。
必ず事前にバックアップを取ってください。
- WordPressで「ツール」→「Search Regex」を開く。
- 「検索パターン」に、以下の正規表現を入力します。
(※これはJINテーマのブログカード用です。あなたのテーマに合わせて書き換える必要があります)<!-- wp:jin-gb-block\/blog-card {"url":"(.*?)"} -->[\s\S]*?<!-- \/wp:jin-gb-block\/blog-card --> - 「置換パターン」に、以下を入力します。
【関連記事】 $1 - 「フラグ」で「正規表現」と「単一行」にチェックを入れます。
- まず「検索」で対象を確認し、問題なければ「すべて置換」を実行します。処理に時間がかかっても、画面が固まったように見えても、絶対に途中でリロードせず、完了するまで待ち続けてください。
これにより、ブログカードは「【関連記事】URL」という、ただの文字列に変換され、リンク切れを防ぎつつ、後からどの記事へのリンクだったか分かるようになります。
STEP 2:「1記事=1カテゴリー」に整理する(任意だが強く推奨)
「カテゴリー別」で移行する場合、記事の重複を防ぐため
この記事の整理作業が非常に効果的です。
1.「投稿一覧」画面を開きます。
2. 画面右上の「表示オプション」で、「1ページに表示する項目数」を「100」などに増やしておくと効率的です。
3. 画面上部のフィルターで特定のカテゴリーの記事を絞り込みます。
4. 記事を一括選択(タイトル横のチェックボックス)します。
5.「一括操作」→「編集」→「適用」をクリック。
6. 表示された「一括編集」パネルで、この記事たちのメインとなるカテゴリーを1つだけ残し、他のカテゴリーのチェックを外して「更新」します。
この地道な作業が、後のインポート作業を、驚くほどスムーズにしてくれます。
STEP 3:「定型文」を救出する
WordPressの「再利用ブロック」や「パターン」機能に登録していた
よく使うパーツ(自己紹介、まとめ枠など)は、そのままでは移行できません。
(サイドバーに貼ったものや記事内に貼り付ける定型文です)
1.WordPressの記事編集画面で、登録したパターンを一度呼び出します。
2. ブロックのメニュー(︙)から「HTMLとして編集」を選びます。
3. 表示されたHTMLコードをすべてコピーし、PCのメモ帳などに大切に保存しておきましょう。
STEP 4:【最後の引っ越し】クリーンなデータを、はてなへ
下準備が終われば、あとはもう、ただの「作業」です。
1. 移行先のはてなブログ無料「記事の管理」画面でテストで入れた記事などを
すべて削除し更地にします。
2. 新しくはてなブログ有料を契約して(
無料でもいいですが記事が多い人は有料がおすすめ)
ちなみにわたしはとりあえず1カ月契約だけしました。
WordPressから、整理したカテゴリーごとに、
100記事前後の塊になるようXMLファイルをエクスポートしていきます。
【注意】「下書き」や「非公開」の記事だけを移行したい場合は、
それらの記事だけに一時的な「移行用カテゴリー」を付与し
そのカテゴリーでエクスポートするのが確実です。
3. 作成したXMLファイルを、一つずつはてなブログにインポートしていきます。
一つの処理が完全に完了するまで、
決して次のインポートを始めないでください。
*注意*
失敗しました、と出ても成功してる場合が多いので確認してみてくださいね。
(わたしは半分くらいそんな感じでした)
4.画像データの移行をします。
画像の移行中は画面を変えても動くので 気にせず閉じて違うことをしてても大丈夫です。
まとめ【ブログ引越し】AIとの対話16万字超え!WordPressからはてな移行でわたしがやったこと(前編)

お疲れ様でした!
ここまでで、【前編】は終了です。
あなたの手元にはクリーンなデータがすべて移行された、
ピカピカの「はてなブログ(非公開状態)」があるはずです。
【後編】では、いよいよこの新しいお城の「内装」を整え、
全世界に公開するまでの最終ステップを解説していきます。